私たちの家づくりのコンセプトを、
6つの宣言にしました。

長い寿命、長い必要、長い好みにこたえる家をつくります。

長い寿命、長い必要、長い好みにこたえる家をつくります。日本の住宅の平均寿命は30年にも満たないと言われています。欧米の国に比べると極端に低い寿命です。
「長持ちする家」とは、どんな家でしょうか。物理的な耐久性(長い寿命)はもちろん、将来の家族構成の変化に対応できる設計(長い必要)、そしてシンプルで美しく、時間がたっても色あせず、むしろ味わいを増すような家(長い好み)。私たちは、そんな家をつくっています。

手仕事を活かして家をつくります。

今の住宅は、その多くが工業製品でつくられています。工期やコストの面では工業製品の恩恵も大きいのですが、その上で、私たちは、手仕事の心地よさが感じられる家づくりにこだわっています。
社名に冠した「工房」は、その心意気の表れです。たったひとつのお施主様の家のためだけに、手技をふるいます。

近くの山の木を使って家をつくります。

近くの山の木を使います山手工房では、主な構造材としてヒノキを用いています。ヒノキは木材の耐久性区分で最高のD1樹種のなかでも、さらに強い特定樹種に指定されています。
なかでも、山手工房の家に使う尾鷲のヒノキは、芳香のよさと油分の多さから耐久性が強く、長く大切に暮らすための家づくりに最適だと考えています。
国産材を利用することは、結果として森林保全に貢献し、私たちの暮らす環境を守ることにもつながります。

風と光をデザインして家をつくります。

家に風が通る様子かつての家の形には、地域の気候風土に根ざした意味がありました。琵琶湖に起因する「湖陸風」が一年を通して吹く滋賀県では、この風とどのように付き合っていくかが大切です。
人は家の中にいても、外のことを感じたいものです。乗り物は速度が早いほど窓が小さくなるようですが、それは快適度とは裏返しのようにも思えます。
自然光や間接照明を取り入れた家は、人工的な照明とは違った柔らかさがあります。いい風が吹いている日は、窓を開けて風をまねきいれたくなる、そんな家をつくります。

夏は涼しく、冬は暖かい家をつくります。

夏涼しく、冬は暖かい家をつくります。「家のつくりようは夏をむねとすべし」とは、『徒然草』の一節です。高温多湿の日本では、夏の暑さ対策がかねてから言われてきたのです。一方で、家庭用エネルギーの用途別割合(全国平均)では、冷房が2%に対して、暖房は25%と、冬のエネルギー負荷のほうが高いのが実際です。深い庇や通風の工夫、断熱・遮熱によって、夏だけでなく、冬も快適に過ごせるように、夏に涼しく、冬に暖かい家をつくります。

お施主様の信頼を誇りに仕事をします。

家は建ててしまったら終わりということはありません。住みはじめて気がつくことや、お手入れ、点検など、いつでも声を掛けてください。「山手工房で建ててよかった」「これからもよろしくね」そんな声を誇りに思っています。